FXのブラックスワンを耐え抜くリスクヘッジとは?

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ブラックスワンってなに?

ブラックスワン

 

1.予測出来ないこと
2.非常に強い衝撃を与えること
3.いったん起こってしまうと、いかにもそれらしい説明がでっち上げられ、実際よりも偶然には見えなくなったり、あらかじめわかっていたように思えたりすること

 

ブラックスワンは上記の3つの特徴を持つようです。

 

これはナシーム・ニコラス・タレブという方が書いた「ブラックスワン」という本に記載されている一文になります。

 

ブラックスワンについて、詳しくはそちらを読んでいただくとして、この記事でのブラックスワンは「自分にとって予想外の値動きが起こり、ものすごい衝撃をうけること」とします。

 

過去のブラックスワンの事例

  • 2001年9月11日の「米国同時多発テロ」
  • 2008年9月15日の「リーマンショック」
  • 2011年3月11日の「東日本大震災」
  • 2015年1月15日の「スイスフランショック」
  • 2015年6月~の「中国ショック」

などが、一般的に認識されているブラックスワンになります。

 

私がトレードを始めてからの最大級のブラックスワンは、今年(2015年)1月に起きた「スイスショック」です。

 

ポジションを取っていなかったので損失はありませんでしたが、「20~30分で約5000pipsの値動き」というのは相当な衝撃ありました。

 

数ヶ月をかけて5000pips動くというのは珍しいことではありませんが、短い期間でこれほど動いたのは為替相場が開始されて以来初めてだったようです。

 

「計算上だと強制ロスカットとなるのは1.14フランあたり。ところが、実際にロスカットされたのは1.04348フラン。30万通貨ほど持っていたため、合計673万円の損失になりました。口座残高がゼロになるだけでなく、317万円の『借金』が残りました」(幸福賢者さん)

引用元:ザイFX

 

上記のようなこと以外にも、「業界最大手のアルパリが破綻」したことや、「5000万の借金が残った」など、二重三重に衝撃をうけるようなニュースが次々ありました。

 

まさに「ありえない」なんてありえない。を実感できる出来事でした。

 

稀に起こるのがブラックスワン・・・と思いきや?

ブラックスワン現る

 

ブラックスワンに遭遇するような状況はあまりないと思うかもしれませんが、小さなものも含めるとわりと頻繁に起きているのが現実です。

 

指標発表など予定されていること以外で、「要人がポロリと発言する」ことがありますが、これも急な値動きを引き起こします。

 

○○ショック、○○砲(○○には要人の名前が入ります)と言われるのがそれです。

 

これらも予測できるものではなく、起きた後にあれが切っ掛けだったと認識できるものなので、これもブラックスワンになるでしょう。

 

ブラックスワンを乗り越えるリスクヘッジとは?

リスクヘッジ

 

ブラックスワンは小さなものも含めると、たびたび起きているということで、いざ遭遇したときに困らないよう事前にリスクヘッジをしておくことが重要になります。

 

どういったリスクヘッジをするかというのは、人それぞれ違いますが、私の場合は以下のようなリスクヘッジをしています。

  • ゼロカットシステムを使う
  • 余剰資金でトレードを行う
  • トレード以外の収入源を持つ

 

ゼロカットシステムを使う

ゼロカットシステムというのは、「追証が発生しないFX口座」になります。

 

例えば100万円を運用していたときにブラックスワンが起こり、ストップで約定されずに1000pips離れて約定したとします。

 

そうすると元本の100万円がなくなるどころか、追加で入金を求められることになります。これが追証です。

 

ですが、ゼロカットシステムが導入されている口座であれば、1000pips離れて約定したとしても、追証は発生せず、最大でも100万円の損失で抑えることができます。これがゼロカットシステムです。

 

ただし、日本国内で導入している業者は今のところ無いので、海外口座を使うようになるのですが、海外口座を使うことでのデメリット(例えば税金面や、言葉の壁など)はあります。

 

ですので、海外口座と国内口座を比較して、自分にとってどちらがリスクが低くなるか考えて選ぶことが大切です。

 

おそらくスイスフランショックのようなことは、今後数十年はないので(わかりませんが)、流動性の高い通貨ペアにてトレードを行い、毎回ストップをいれておけば、ほとんどの場合問題ないと思います。

 

ただ私は現状としてゼロカットシステムが導入されている口座のほうがリスクが低くなると考えているので海外口座を使用するようにしています。

 

余剰資金でトレードを行う

運用資金が財産の全てであれば、ゼロカットされたとしても生きる希望を失ってしまうでしょう。

 

そうならないために、なくなっても生活に支障がない金額で運用しなくてはなりません。

 

もちろんなくなって良いお金はないので精神的ダメージはありますが、復活できないという状況にはならないでしょう。

 

そして、できれば元本分の利益がでたさい、元本を残して利益を引き出すことをおすすめします。

 

100万で運用していたなら、200万に増えた時に、100万引き出して、残りの100万で運用するということです。

 

これができれば最悪の状況になったとしても、すぐに再トライできるだけの資金は確保できていることになります。

 

ただ、私自身これができていたかというと、できていませんでした。

 

その理由としては、「儲けたい」という欲が邪魔をして、増えた分を次に回し、資金効率を上げたいという気持ちが抑えられなかったからです。

 

実力が伴わないまま、増えた利益を次に回し、ロット数を上げていくようなトレードは、ギリギリと首を縄で締めるような行為にすぎないのですが、利益がでているときは気づけないものです。

 

結果として大損しました。

 

なので、できればそういったリスク管理もしたほうが良いと思います。

 

トレード以外の収入源を持つ

トレードのみに集中するから稼げる。トレード以外の収入があることで余裕を持つことができ稼げる。という2つの考え方があるかと思います。

 

ただリスクの面から見れば、1つの収入源より2つの収入源があったほうが良いのは間違いありません。

 

どちらかの収入源が途絶えても、もう一方の収入でカバーできるというのは強いです。

 

ですが、現実的にはいまの仕事が嫌で、専業になることをモチベーションとしてトレードをしている方というのも多いのだと思います。

 

なので、いまの仕事を続けながらトレードをしたほうが良いとはいえないので、自分であればどうリスクヘッジをするべきかを考えてみてください。

 

まとめ

トレードで利益を上げるのは時間がかかりますが、リスクヘッジに関しては、明日から今から、はじめようと思ったときにできるものなので、できるときやるようにするのが良いです。

 

「防災心理学、人は皆「自分だけは死なない」と思っている」という本には、

 

災害の記憶は風化し、その予測は「まだ大丈夫たろう」という楽観に流れる

 

という一節があるのですが、まさにトレードにおいてもこのように楽観的な考えでトレードをしてしまいがちになります。

 

紹介した3つのうち、どれか1つでも対策をしておくと、ブラックスワンがおきたときのリスクは相当下げることができるので検討してみてください。

 

できるときに対策をする。

 

ブラックスワンを切り抜けるためには、これが何よりも大切なことになるのではないでしょうか。

 

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