【書評】高勝率トレード学のススメを読んでの感想

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価格:単行本6,264円」「Kindle4,300円
ページ数:592ページ

 

その名のとおりですが、高勝率トレーディングのために「何をすべきで、何をすべきではないのか」を知りたい方には必見の一冊です。

 

ページ数は500ページ以上と長いですが、章の最後にチェック項目が箇条書きでまとめてあるので、そこを見て自分に刺さる言葉があれば、その章を読みこむという流れでも良いでしょう。

 

システムトレード基本と原則と同じく、トレーダーの間では評価の高い一冊になります。

 

>システムトレード基本と原則の書評はこちら

 

高勝率トレーディングとは?

●本書でいう高確率トレーディングとは、リスク・リワード比率が低く、あらかじめ決められたマネーマネジメント・パラメータで期待値が正になることがバックテストで確認されているトレードのことをいう。

●高確率トレードとは、明確な手仕舞い戦略に基づき、ストップ水準をあらかじめ決めたうえで慎重に行われるトレードで、高い成功率が過去のデータによって裏付けられた、リスク・リワード比率の良いトレードのことをいう。

※「リスク・リワード比率が低く」は書籍の通りですが、おそらく正しくは「リスク・リワード比率が高く」になるはずです。

 

この本でいう高勝率トレーディングというのは、トレーダーなら誰でも知っているようなことですが、誰でも知っていることを、できる人が少ないというのがトレードの難しいところですね。

 

ただ、私が思うにできる人が少ないというより、できるまで続けられる人が少ないのだと思います。

 

トレードで成功するのは10年後だと言われれば長いと感じるかもしれませんが、トレーディングは生涯できるものと考えて、長い目で見て続けていくしかないのが現実ですね。

 

FXに夢を見るのはやめてからがトレード人生の本当のスタートなのかもしれません。

 

勝てているトレーダーに共通する行動とは?

●良いトレーダーは自分の犯した過ちを記録し、そこから学ぼうとするが、悪いトレーダーは同じ過ちを何度も繰り返し、そこから何も学ぼうとしない。

●自分を監視してくれるマネジャーもプログラムも持たないトレーダーにとって、自分を監視するベストな方法は日記以外にない。

●自分の弱点を見極めてそれを克服することを目標のひとつに掲げるべきだろう。

 

統計をとったわけではないのですが、思ったようにトレードができていない方はおそらく日記をつけていないのではないでしょうか?

 

日記をつけることは大変ですが、つけていると気づくことというのは本当に多いです。

 

私はトレードが終わった日に30分~1時間ほどかけて日記に記録し、次のトレードの前に日記にサッと目と通しているのですが、トレード前に日記に目を通すことで、前回やってしまったミスなどをしないよう気をつけるようになりました。

 

この本でも繰り返し日記をつけることの重要性が述べられていますが、日記をつけることは「トレーダーが必ずしなくてはならないこと」と言っても良いでしょう。

 

勝てていないトレーダーがしがちなこと

●システムもプランも持たずにトレードして大失敗するトレーダーがいるが、その理由はあまりにも明白だ。彼らの行うどのトレードも明確な理由に基づいてなされることはなく、一貫した考えに基づいてなされることもないからだ。

 

システムやプランがなければ勝てないなら、システムやプランを持てば良いということですね。

 

検証することで手に入れることができるので、システムやプランがなければ検証をするようにしましょう。

 

●何をすべきかは分かっていても、手広くやりすぎるために結局損をしてしまうというトレーダーがいる。いろいろな市場に手を出しすぎたり、ポジションを抱えすぎることで、注意力が散漫になるのである。

 

これはポジションに限らず、手法などでも同じことがいえます。

 

新しい手法を使っていまいち勝てないと、すぐ他の手法を探す方も多いですが、手法も一つの道具と考えることができるので、上手く使いこなすためには時間がかかります。

 

ポジションを抱えすぎたり、新しい手法を探し続けるというのは、早く稼ぎたいという気持ちの現われになるので、こういったときは安定した成績はだせません。

 

トレードで何かを得るには時間がかかります。トレードスキルを身につけるには時間がかかるのです。

 

時間がかかることを忘れないようにしましょう。

 

長く戦い続けるために

●いくら稼ぐかよりも、損失をいかに少なくするかのほうが重要だということである。

●5%を超える損失を出しているような人は、リスクの取りすぎであり、自らを敗者へと導いているようなものだ。損失は口座資産の2%未満に抑えるのが理想的だが、それよりも少なければそれに越したことはない。

●数年間トレーディングを続けるつもりなら、それまでお金を持ち続けられるように最大限の努力をすることだ。

●優れたトレーダーになるためには、十分な資金があること、あるいは自分の資力に見合った目標を立てることが重要だ。

 

これは何度も復唱するなり、壁に貼るなりしたほうが良いでしょう。

 

資金管理ができればトレードで80%成功したようなものです。

 

数値に根拠はありませんが、それぐらい資金管理はトレードを占めているものだと私自身感じています。

 

始めたばかりというのは、とにかく「稼ぎたい」という気持ちが強くありますが、その気持ちがあるときは目も当てられないようなメチャクチャなトレードをしてしまいます。

 

ですが、リスクを押さえることに専念し、自分の器にあったトレードをコツコツできるようになると、トレードというのは一気に良い方向へと向っていきます。

 

誰でもがそうなるとは思いませんが、私はそうでした。

高勝率トレードを実現するために必要なことをまとめると

1.資金管理を含めた優位性のあるシステム(トレードルール)を作る
2.そのルールを作るためには長い間戦い続けなければならない
3.長い間戦い続けるためには損失を口座資金の2%以内にする
4.長い間戦い続けているあいだに悪い失敗をなくす
5.悪い失敗に気づくために日記をつける
6.日記をつけたら悪い失敗をなくすよう行動する

 

といったことになるかと思います。

 

実際にやることは簡単ではないですが、勝ちたいならやるしかない!というのが結論ですね。

 

この本には第3部に

  • 複数時間軸でチャンスを広げよ
  • トレンドでトレードをする
  • オシレーターを使う
  • ブレイクアウトと反転
  • 手仕舞いとストップ

などテクニカル分析について具体的に書かれた章もあるので、興味がある方は手にとって読んでみてください。

 

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